イヴォン・シュイナード(パタゴニア創始者)
パタゴニアの創始者であるイヴォンは様々なアウトドアスポーツを楽しむ。
もしも、山があって、その頂上を目指すのであれば、一番簡単な方法はヘリコプターをチャーターすることだろう。
より多くの魚を釣りたいのであれば、疑似餌など使わずにミミズに頼る方が効果的だ(経験より)。
さらには、アルペンスキーで整備されたゲレンデを滑るほうが、テレマークで深雪を滑るより簡単だ。
だが、彼は言う。
「私にとっては、そういう行為は、ただ結果に結びつけることでしかない。」
彼にとって重要なのは、スポーツにいかに取り組むかであり、そしてさらには結果ではなく、過程こそが大切だし、魅力的だと感じてる(確かに!)。
自分がどうしようもない状況に陥ったとき、ただただ結果を求めてしゃにむに、なってしまわないだろうか?
過程を楽しむなどという状況ではないだろうが、結果を考えずに過程を大切にすることで、今ある状況は変えていけると、イヴォンは言うのだ。
過程が大事だから、たとえ結果的に失敗してもくじける必要がない。
次のチャレンジに向けて、また、あらたな過程をを築いていけばいいだけだ。
この時、「失敗した」という経験が役立つ。
失敗する過程の1つは既に知っているからだ。