2014年04月20日

常に両面から考える

●4.常に両面から考える――応用編――


1 現象だけでなく、本質を見抜く

2 完全主義から大略主義へ

3 ものごとを整理するとき、対比し、セットで考える

4 一部の困った面が目立ち、背景の健全な面を忘れ、全面的に困ったような気になることはないか

5 印象でものごとを判断していないか

6 常識を振り回すことはないか

7 10人中9人が反対するようなアイディアを出しているか

8 悪条件も立場を変えて好条件として利用できるか

9 マイナス情報を積極的に捜しているか

1) 情報参謀にイエスマンを置かない

2)積極的に悪口も情報収集する

3)利益になることだけでなく不利益になることもよく見る

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<ポイント>


1)現象だけを見て、背後にある本質的なものの流れを見ず、一喜一憂していないか。現象的な大小でなく、本質的な大小を見ているか。

2)目的が達成されればそれでよい。つき合いにくい人間の代表が完全主義者でもある。

3)たとえば、短期―長期、変化―不変化、普編―特殊、論理―感情、抽象―具体のようにセットで考えてみる。そのような思考の習慣をつくる。

5)簡単だと成功を過大に予測し、甘く見る。むずかしいと失敗を過大に恐れ、萎縮する。また、第一印象だけで人を判断することも多い。

8)不利な条件も有利に活用、ころんでもただでは起きない、ピンチこそチャンス。

9)情報提供者名は不問とすることが大切。

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2014年04月18日

常に両面から考える――基本編――

1 プラス面を見たらマイナス面も見よ

2 両面のうちどちらかが主流か見極める

3 一つの考え方が絶対であると思い込まない

4 断定的なものの言い方をしない

5 部分にばかりとらわれず全体も見る

6 短所の点検とともに長所の確認も行なう

7 ものごとがうまくいかないとき、反対のこともやってみる


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<ポイント>


2)目立つものは主流でない、目立つものに左右されないこと、異常なものを見たら背景の通常なものを確認し、どちらが主流か調べる、自分のとらえている現象が普遍的なものか特殊なものなのか常に問う。

4)自分の見た事実を主張するあまり相手の言っている事実を否定した長々とした論議を行なう―――と、視野を狭める。

5)「木を見て森を見ず」ということをしていないか。

部分に意識が集中すると、ほかのものが見えなくなる。

例;

@改札口で乗り越しの小銭を探すのに集中し、自分が後から出ようとする人のジャマになっていることに気がついていない人。

A電車の出口で、降ろされまいと必死に頑張り、降りようとする人々のジャマになっていることに気がついていない人。

B閉まりかかっているエレベーターに無理して乗ろうとする人。

次のに乗っても大して違わないのだから、「乗り遅れたらまずい」という脅迫観念から脱皮する必要がある。

7)  例;海に潜りモリでタコをとるとき、穴の中のタコを引っ張り出そうとすると、タコは足を穴の壁にからませ、必死に抵抗する。こういうときは、引っ張り出すことに、ついとらわれがちであるが、発想をまったく逆にし、モリを押し込んでみるのである。すると、タコは足をモリにからませてくる。こうなればしめたもので、穴から浮き上がってしまったタコはモリを引くだけで簡単に外に引き出すことができる。


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2014年04月17日

中心・骨組みで考える

1 必死にものごとを単純化する努力を払っているか?

2 ものごとのポイントを把握しているか?

3 全体を把握しないで、中心をとらえたつもりになっていないだろうか?

4 違うものの観察の中から共通事項を発見できるか?

5 戦略思考が身についているか?

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<ポイント>


2)枝葉末節に気を取られない、重要でないものは大胆に切り捨てる。

4)共通事項が多くの場合基本的、中心的事項になる。

5)行動にあたって、自分の本来の目的がハッキリしているか?相手の目的・狙いが何か、とらえているか?

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2014年04月16日

思考を練る達人の方法

●1.誤りのない思考を進める技術

1 中心を見抜き、構造を捉える

2 常に両面から考える

3 立場の違い、希望の違いを読む

4 確定的要素から出発する

5 具体的な形に砕いて考えてみる

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<解 説>


十分に考えているつもりでも、

@ 部分を見て全体を見ない

A 一面を見て、もう一面を忘れている

B 立場の違いによる思考のブレを考えない

C もとになる情報に誤りがある

D 抽象的なレベルで‘わかったつもり’になって論を進める・・・など、思考作業には思わぬモレがあるもの。

考えるときには、上記の5つの指針を確認しながら考えることが大切である。集団で考えるときには,議事進行役がチェックしていくことが望ましい。


<参考>

 デボノ博士は以下にあげる六つの思考法を組み合わせることにより、思考のプロセスを意識的に組み立てていくことを提唱している。

1.事実を把握(白)

2.感覚的見方(赤)

3.否定的見方(黒)

4.肯定的・発展的見方(黄)

5.創造的見方(緑)

6.思考の組み立てを考える(青)

 (『デボノ博士の6色ハット思考法』ダイヤモンド社刊より)


デボノ博士の「6色ハット」発想法


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